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第11日  秦野〜松田(その1)

                                                  歩いた距離 15.2km      2002.11.02

 旧道を通って松田を目指すため、小田急秦野で下車する。

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 水無川の秦野橋まで行き、小田急沿いの道を行く。

 緩やかなカーブの道で昔の街道という雰囲気で、
名産の落花生を販売する店が目につく。

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 すぐにその道から離れて線路を渡り、
出雲大社相模分祠へ行く。

 広い境内で、七五三のため家族連れで参拝する人が
集まっている。拝殿の横には紅白の菊の懸崖が
飾られている。

yagura11-03.JPG  正門の横の植樹の中に慶長年間から湧き出し続けて、
全国名水百選に選ばれている「大国の名水」の井戸がある。

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 その隣に御獄神社と八坂神社が合祀されている。

 御獄神社には昭和9年(1934)の「しょうわ」狛犬がいる。
 八坂神社の社殿には御輿が置かれ、大きな扁額がある。
富士山をバックに笹りんどうの武士がいるので、源氏に
関係する絵であろう。

yagura11-05.JPG 神社の前の細い道に享保17年(1732)の庚申塔が立っている。

 線路を横切り国道246に出るが、再び国道246から離れて線路を南に越える。

 この道は商店が多い、渋沢駅の南側に出る道である。

yagura11-06.JPG  駅からの道と交差する角に、寛政8年(1796)の背たけほどもある道標
立っている。
 そこには「左小田原道、右富士山道」などとはっきりかかれている。

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 住宅地の中を南に行く。この道を小田原道ともいったという。

 堂坂というところに震生湖への散歩道の標示が立っている。
そこに苔むした双体道祖神がある。

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 山の中腹で見晴らしがよい渋沢神社に行く。
 由緒は古いということだが社殿は新しい。

 狛犬は平成2年(1990)の「新しょうわ」で変わり映えしない。

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 急な登り坂になり登り切ったところに、峠隧道がある。

 そこに彫りが薄くなり読みにくくなった隧道建設の由来碑がある。
 かつてはこの小高い山をはさんで2つの学校があったが、
昭和になって学校が統合され通学が困難になったので、
村人が拠金などしてこのトンネルを造ったという。

yagura11-10.JPG  かつて真静院があったというところに石造りの六地蔵
金網の中に安置してある。
 この地蔵は南北朝や室町時代の古いもので、
団扇、銅鈑や太鼓を持っているのが珍しく、
市の文化財になっている。

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 農家が点在する緑の中の落ち着いた細い道を行く。

 登り坂になり、畑の中の尾根道を行く。
大山が近くに見える。

 大井町にはいる。

 坂を下ると篠窪である。
 この辺りは山間の隠れ里のように静かなところである。

 地福寺がある。白木の山門をくぐり、石段を上ると静かで清潔な境内である。
そこに大型の「渡来」の狛犬がいる。右からア・アで玉・子である。
子狛がひっくり返って親狛の前脚を持ち上げている様子が面白い。

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